ようこそ 兵神大教会へ

 天理教兵神大教会は、明治22年(1889年)1月15日に清水與之助(しみずよのすけ)を初代会長として設立のお許しを頂いた天理教教会本部直属の教会で、天理教の中でも最も歴史の古い教会の一つです。
 現在は、日本国内はもとより、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチン、コロンビアといった南米の国にもたくさんの所属信者がおり、台湾、インドネシア、マレーシアといった東南アジアの国々にも信仰が伝わっています。

 当教会の設立当時は、神戸市下山手通6丁目(現・兵庫県庁周辺)に所在していましたが、だんだんと手狭となり、須磨区板宿の前池町へと移りました。その後、第二次世界大戦の空襲により、神殿および境内地が全焼してしまったため、昭和28年、須磨区桜木町の現在地へと移転いたしました。

 現在の場所は、大正・昭和期に活躍した茨城県出身の実業家(政治家・鉄道相・農商務大臣)・内田信也氏の邸宅があった場所です。残念ながら、1995年(平成7年)の阪神大震災で、そのほとんどが倒壊してしまい、当時の建築物は現存しておりませんが、神戸でも屈指の邸宅の一つであったということです。現在は、庭園の一部が残るだけとなっています。

初代会長 清水與之助